おはようございます。こんにちは。こんばんは。飽き性デザイナのNです。
皆誰しも幼少期には将来の夢があったのではありませんか?
私の夢はサッカー選手でした。
そんな夢も今や昔。現在は特に夢のない日々を送っております。
こういった方は私以外にも多いのではないでしょうか。
今、大人である皆さんも10年後20年後の目標を常に考えるべきでしょう。
目標のない日常はつまらないものです。
私は今の目標を知識と教養を蓄えた渋い大人になること、と据えています。
社会人にもなって何をいまさらと思われる方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫です。今は令和5年。30代後半でルフィを名乗っている人もいる時代です。
知識と教養を蓄えた渋い大人を目指すぐらい大したことじゃありませんよ。
具体性を深めていきましょう。指標になる人を探したいですね。
知識と教養を蓄えた渋い大人とはどんな人か。
『中禅寺秋彦』
現代の文豪、京極夏彦先生の描く『姑獲鳥の夏』や『魍魎の匣』などの京極堂シリーズの主人公。
京極堂シリーズでは妖怪やお化け等になぞらえた事件が発生し、
それを主人公が民俗学的な知識から分析し、解決していくというのが大体の流れです。
偏屈で本ばかり読んでいる変わり者として描かれてはいますが、
膨大な知識量と卓越した弁舌で事件を読み解く様はシビれます。
(※ちなみに作者の京極夏彦先生も和服に指ぬきグローブという
ロックな見た目をしており、超かっこいいです。)
目指す人物像も定まったのですが、問題発生。
お恥ずかしい話ですが私はこの京極夏彦作品を1作も読んでおりません。
この理由はただ一つ。
一冊が分厚い!
京極作品に興味自体はあるのですが、
それほど活字慣れしてない私(※将来的には慣れる想定です)にとって、
あの分厚さに挑戦しようという意欲は中々湧いてきません。
手っ取り早く内容を知る方法はないものかとネットの海にダイブしたところ、
コミカライズ版がいろいろ出てるとのこと!
そうして早速、『姑獲鳥の夏』から読み始めたのですがこれがまあ面白いこと。
内容は言わずもがな、漫画としての完成度が高い。
コミカライズというものは失敗しがちなものというイメージがあったのですが、
原作の雰囲気を損なわず、漫画としての面白さを表現する。
作画を担当されている志水アキ先生の手腕に読むたび感動させられます。
本当に志水先生が作画担当でよかった、、、
京極堂シリーズのコミカライズは基本的に志水アキ先生が担当しており、
どれもはずれはなさそうです。
現在は京極堂シリーズのオリジナルスピンオフ作品である
『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』を連載しております。
舞台が学園ものということもあり、ほかの京極堂シリーズに比べるとかなりライトな作風となっており、
全体的にストーリー重めな京極堂シリーズを読んだことのない方でも割と読みやすいと思います。
(シリーズファンには物足りないかもですが、、、)
京極作品を読んだことで私も渋い大人になる覚悟ができました。
とりあえずはAmazonで指ぬきグローブを買おうと思います。
和服は高い。
2023 / 05 / 02